3. 初受験〜2度目の受験まで

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  • 健康に気をつける
  • 勉強の仕方を考える
  • 過去問を解く
  • さらに理解を深める
  • 学科合格
  • 試験直前

  • 健康に気をつける

    初めての受験が終わり、私は何をすべきか考えました。

    まず考えたのは、健康についてです。

    次の受験は1月24日。季節は冬のため、風邪やインフルエンザにかかる可能性があるので体力をつけなければならない。そう考えました。前から運動不足が気になっていたこともあり、私は週に1〜2回程度ジョギングをするようにしました。

    ジョギングをはじめると体力がついたことが実感でき、疲れにくくなりました。しかも一日の仕事が終わった夜にジョギングをするとその疲れが取れるんです! これは新しい発見でした。

    しかし2ヶ月くらい経ったときに少し風邪をひいてしまい笑、季節的にだんだん寒くなってきていたこともあって、結局ジョギングはやめてしまいました。ただし試験の2日前に少しだけ走って体力を回復させましたが。

    運動のほかに気をつけたのは食事です。

    免疫力を高めるためにはどのような食事をとればよいかをネットで調べ、いろいろなことを知りました。

    それはまず、近年の研究で人間にとって一番重要な免疫器官は腸であることが分かってきたということ。腸内細菌のバランスを良くすることが健康にとって非常に大切だということです。

    そのためには、乳酸菌を増やし、便通を良くすることが大切です。牛乳やヨーグルトは良いのですが食物繊維とビタミンCが含まれていないので、同じく乳酸菌を含むキムチやたくあんを摂ると良く、また、納豆菌は腸内の善玉菌を増やす作用があり食物繊維も多く含まれているので効果的です。

    私はもともと肉を少なめ野菜を多めの食事を心がけているのですが、2009年の秋くらいから朝ご飯には納豆とキムチ、昼ごはんにはヨーグルト、晩ご飯には納豆を食事のメニューに取り入れ、はっきりと健康になったという実感があります。

    毎年冬になると私は何回か風邪をひいていたのですが、上で述べた風邪以来私は風邪をひいていません。もちろん、試験の時も万全の体調で臨むことができました。

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    勉強の仕方を考える

    健康のことは考えました。では勉強はどうするべきか。

    やはり戦いに勝つためにはまず敵を知ることが大事。学科と違って実技に関しては過去問を解くべきではないか。過去問を解くためには学科の知識も必要だが、今までの学科の勉強でその知識はすでに得ているはずだ。そう考えました。

    そこで、私はまず実技の過去問をたくさん解くことにしました。

    しかし問題を揃えるのが大変です。本屋で買うと結構なお金がかかります。

    どうしようかと思っていたとき、なんと職場の同僚が過去問をすべて持っていることが分かり、それをどんどんコピーさせてもらいました。ちなみに東○堂出版が出しているものです。

    それに自分が持っていたものも合わせて、最新版からさかのぼって平成15年度第2回までの問題をすべて手に入れました!

    ちなみに今考えると、実技に受かったのは同僚のおかげかもしれません。もし自分一人だったらこんなにたくさんの過去問は買っていなかった気がするからです。その節は本当にありがとうございました!

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    過去問を解く

    とにかく解きました。なるべく1日1題。それが無理なときは2日に1題。もちろんそれと平行してネットを見続け、あやふやなところがあったら本を読み直して復習します。

    その結果分かった重大なことは、実技は今までに出題された問題の使いまわしが非常に多いということです。このことが分かったため、本番で過去に出題された問題が再び出題されたときに反射的に答えられるようにするため、1回解いた問題も2回3回と解きなおしました。

    さらに、何回も解きなおすことは記述の訓練を重ねることにつながり、どういう時にどういう文章を書けば良いのかが感覚的に分かってきました。

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    さらに理解を深める

    12月のはじめ頃には、手に入れた過去問はすべて2回以上は解いていました。その結果、解いたことのある問題ですがだいたい50〜60分くらい(速いときは40分台)で解けるようになりました。

    もちろん答えを暗記するわけではなく、常に解答の背景にある物理を自分の頭でつきとめて理解するように努めていました。

    そうすることができたのは、私が学科の内容をしっかり理解して覚えていたこと、さらにたくさんの知識を吸収しようと日々努力していたこと、ネットで毎日いろいろな気象の情報を追っていたことが要因だと思われます。

    そういったバックグラウンドがなかったら、実技の勉強はもっと大変になっていたのではないかと思います。

    逆に言うと、そういったことがまさに実技の勉強そのものなのかもしれません。

    それらの勉強を続けながら、私はもう一つ工夫をしました。

    気象業務支援センターから出ている過去問集に載っている実技の解説を、本屋で片っ端から立ち読みしたのです。

    私が同僚からコピーさせてもらったのは東○堂出版のもので、これにも解説は載っています。しかし試験を実施しているのはあくまで気象業務支援センターであり、その気象業務支援センターから出ている本に載っている解説は
    いわば公式の解説です。

    その公式解説の中にこそ、試験問題を解くためのヒントが詰まっているのではないか。私はそう考えました。

    そしてどんどん読んでいくと、やはり私の予想通り、採点基準や言葉遣いの許容範囲などが結構書いてありました。さらに興味深かったのは、気象庁の予報官が予報のときにどのようなことに着目しているかが垣間見えるような
    文章がたまに載っていたことです。

    それ以外にも、問題の解答がどのような理由でそうなったかを読むことは、採点者が何を考えているかを理解する上でとても勉強になり、なるほど! と思うことが何度もありました。

    このような経験から、過去問を揃えようと思っている方にはぜひ気象業務支援センターのものをオススメします。

    (まあ結局のところ、気象業務支援センターにたくさんお金を払った人が試験に受かりやすくなるようになってるってことですかね…)

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    学科合格

    以上のように実技の勉強に夢中になっていたとき、前回受けた試験の結果がただのはがきで送られてきました。見てみると、予想通り学科は一般・専門ともに合格で、実技は不合格でした。

    完全に予想通りだったため、それを見ても私はほとんど何の感情も湧かず、ふたたび実技の勉強を続けました。

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    試験直前

    試験が近づいてきた頃には、かなりの学力が付いてきた感じを得ていました。さらに直前には、まだ一度も解いたことのなかった平成15年度第1回の実技を解いてみました。結果は得点率約90%! これでさらに自信がつきました。

    さらに試験前日には、当日のシミュレーションを行いました。

    どういうことかというと、当日朝起きる予定の時刻と全く同じ時刻に起き、乗る予定の時刻の電車と同じ電車に乗り、実際に試験会場まで行くというもの。

    これが案外役に立ちました。いつ頃トイレに行きたくなるかとか、どこの店でコーヒーを飲もうとか、駅ではどこに行くと乗り換えがスムーズかといったプランを立てることができ、当日試験会場に着くまであまり緊張せずに
    済んだのです。

    他には、(かなり前から考えていたことですが)机の上での問題用紙と解答用紙の配置の仕方や、実技1が終わった後には精神をリラックスさせるためにチョコレートを食べようなどとシミュレーションをしていました。

    以上のように、受かるためには何でもやってみようという気持ちを持ち、そして実際にできることを色々と考え、それらを実行していたのです。

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