勉強中、どんなことがあっても次の3点は忘れないようにしていました。これらに気をつけていなかったら、私は2度目の受験で合格していなかったかもしれません。それくらい私にとっては重要なことだったと思います。
★心がけ1 200点を取る意気込みで取り組む
★心がけ2 健康に気をつける
★心がけ3 気象業務支援センターの採点者にウケが良い解答を書けるようにする
1はメンタルに関すること。人間にとって気持は一番大事です。
2は身体に関すること。健康を害していたら何もできません。
3は特に実技の記述問題に関することですが、過去問を解いているときや、ネット・本を見ているときなどに常にこれを考えながら行動します。結局は採点されなかったら何の意味もありませんので。しかし、記述問題では、きちんと勉強していればおのずときちんとした解答は書けるようになってくる気がします。
全般的なこと
・絶対合格するんだという気持ちを持ち続ける。
・運動をして体力を付ける。
・腸内細菌のバランスを整え免疫力を高める。
本に関すること
・東京堂出版の『天気予報の技術』は初学者には向かない。内容も一部古くなっている。
・東京堂出版の『気象予報士試験 実技演習例題集』は昔の問題傾向に合わせて作られているため、今の試験の傾向とかなり違っている。使う場合は注意が必要。
・東京大学出版会の『一般気象学』は評判通り非常に良い本である。
学科・実技に関すること
・日々の天気に注意を払い、各種情報を毎日追うこと。特に、顕著な現象や気になる現象(たとえばシアラインの通過や雷雨、フェーン現象、太平洋側の降雪、台風など)が起きたらネットで実況を注視する。
★象庁予報部が毎日2回発表する短期予報解説資料をよく読み(
地球気や
アルゴス気象センターにあります)予報官がどんなところに着目しているかを学ぶ。
・短期予報解説資料を模写してみる。
・慣れてきたら自分なりに短期予報解説資料を書き、本物と見比べてみる。
★ノートに地上天気図を書き写し、そこにジェット気流、500hPaトラフ・リッジ、おおまかな雲の配置、強い降雨域などを書き込んでそれらがどう対応しているかを知る。さらにこれを毎日やると大気の流れが実感できて良い。
・自分の住んでいる地域の明日・明後日の天気を毎日予想してみる。
・ネットでいろいろな論文を読み知識を深める。
・過去問の解説は、気象業務支援センターのものを読む。
・当日のシミュレーションをする。実際に会場まで行ってみる。
・試験中のシミュレーションをする。
・試験用紙の配置をシミュレーションする。
・本番では問題用紙が透けているので試験開始前に外側から中身を凝視する。